赤ちゃんの乳児脂漏性湿疹をケアするには?予防はできる?

乳児脂漏性湿疹のケア

産まれたばかりの赤ちゃんといえば、モチモチとキレイなお肌をイメージしますよね。

それなのに、なんだかおじさんのような臭いがして、頭や眉毛に黄色いかさぶたやフケのようなものが付いていて、ビックリしたという人はいませんか?

これ、乳児脂漏性湿疹といって、首が座る頃までの生まれたばかりの赤ちゃんによく見られる症状です。

赤ちゃんにはなぜ乳児脂漏性湿疹ができてしまうのでしょう?また、どのようにケアし、予防してあげたらよいのでしょう?

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なぜ赤ちゃんは乳児脂漏性湿疹になるの?

なぜ乳児脂漏性湿疹になるの?

生まれてからしばらくの間、赤ちゃんは、皮脂の分泌が盛んです。それは、ママの女性ホルモンの影響が残っているからだといわれています。

そのうえ、まだまだ赤ちゃんの皮膚は未発達なため、毛穴に皮脂が詰まりやすいという弱点もあります。

そのため、赤ちゃんは脂漏性湿疹になりやすいのです。

また、入浴時にしっかり洗えていないのも乳児脂漏性湿疹になりやすい要因です。

首が座る前の赤ちゃんを洗うのはなかなかの大仕事ですよね。まだまだ慣れない新米ママやパパにとってバスタイムは緊張の時間でもあります。ついついしっかり洗えないまま沐浴を終えてしまうこともあるのではないでしょうか。

しかし、毛穴の汚れをそのままにしてしまうと皮脂が詰まり脂漏性湿疹の原因になってしまいます。

赤ちゃんの顔に乳児脂漏性湿疹!?

顔の乳児湿疹

乳児脂漏性湿疹は、首から上の部分、つまり顔や頭皮に出やすいのが特徴的です。

いちばんかわいい赤ちゃんの顔が湿疹に覆われるとショックで、自分を責める方もいますが、きっと、慣れない育児に不安を感じているからですよね。

顔にたくさん湿疹ができるとビックリしますが、もともと赤ちゃんには乳児脂漏性湿疹ができやすく、誰のせいでもありません。あまり気にしすぎずに、できるケアをしっかりとしてあげれば大丈夫です。

赤ちゃんにできた乳児脂漏性湿疹をケアするには?

乳児脂漏性湿疹のケア

乳児脂漏性湿疹は、皮脂の分泌が盛んなために引き起こされる症状です。そのため、いかに皮脂汚れを取り除いて清潔なお肌を保つかが大切になってきます。

かさぶたのケア

だからといって、かさぶたをゴシゴシとこすり落とすわけにはいかないので、ベビーオイルやベビーソープを上手に使いこなしましょう。

ベビーオイルは、頭皮や眉毛などでかさぶたのようになってしまった部分に付けて、やわらかくするために使います。お風呂の前に優しく塗ってあげましょう。

そして、入浴時には、ベビーソープをしっかりと泡立てて、地肌からやさしく丁寧に洗ってかさぶたを取ります。決して無理に剥がさないようにしてくださいね。

ベビーソープは、ポンプ式の泡で出るタイプのものが使いやすくておすすめですよ。

洗った後の顔のケア

赤ちゃんを洗い終わったら、バスタオルにくるんでやさしく押すように拭いてあげて、最後にベビーローションなどで保湿ケアすればOKです。

そうそう、皮脂分泌が盛んなのに保湿?と思うかもしれませんが、赤ちゃんは、2か月を過ぎると肌が乾燥しやすくなります。

そのため、おでこや眉、耳のあたりには脂漏性湿疹が出ているにもかかわらず、ほっぺなどは乾燥しているのです。

乾燥しているところは、放っておくとかさかさになってかゆくなり、今度は乾燥性湿疹が出てしまいます。

キレイに洗って皮脂汚れを落とした後には、必ずベビーローションでしっかり保湿してあげてください。

爪のケアも忘れずに

また、乳児脂漏性湿疹は、通常はかゆみなどはないといわれています。

しかし、乳児脂漏性湿疹に隠れて肌が乾燥していたり、乾燥性の湿疹が出ていたりするとかゆみを伴います。

赤ちゃんが湿疹を掻き壊してしまわないように、赤ちゃんの爪は日頃から短く切っておきましょう。

病院へ入った方がいい?

基本的には、清潔にして保湿をしていればそのうちよくなります。しかし、かゆがっていたり湿疹を掻き壊してしまった場合、湿疹から汁が出てきている場合などには受診した方がいいですね。

かゆみがあれば掻き壊してしまい、掻き壊せば悪化しますので、悪化させないためには適切に薬を塗ることが必要です。

赤ちゃんの乳児脂漏性湿疹は予防できる?

乳児脂漏性湿疹の予防

ところで、赤ちゃんの乳児脂漏性湿疹は予防できるものなのでしょうか?

根本から皮脂の分泌を抑えるということはできません。予防といっても、乳児脂漏性湿疹ができてしまったときのケアと同様に、肌を清潔にして保湿をすることが基本となります。

乳児脂漏性湿疹が改善した後も、肌を清潔に保ち、ベビーローションなどでしっかり保湿を続けてください。それが乳児脂漏性湿疹だけでなく、さまざまな肌トラブルの予防になりますので、「清潔&保湿」を心がけましょう。

まとめ

乳児湿疹の中でも、産まれてから3か月ごろまでにできやすい乳児脂漏性湿疹について解説しました。

かわいい赤ちゃんのお顔が乳児脂漏性湿疹で覆われてしまっても、悲観しなくて大丈夫です。乳児脂漏性湿疹は、悪化したり乾燥性の湿疹と併発したりといったことがなければ、通常は時が来れば治癒します。

それまでの間は、あまり気にしすぎず、適切なケアをしながら上手に乳児脂漏性湿疹と付き合いましょう。

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