
赤ちゃんの便秘、意外と頑固ですよね。なかなか解消しなくてお悩みの方も多いのではないでしょうか。
我が家の長男も赤ちゃんのころ便秘になってしまい、私は毎日ウンチのことで頭がいっぱいでした。
そこで、赤ちゃんの便秘解消のために私自身がやってみて良かったことや、その後の経過についてご紹介します。
赤ちゃんが便秘になるきっかけって何?

赤ちゃんは、実は水分不足になっていたり、まだ腸が未熟であまり活発でないことが原因で便秘になることがあります。それ以外にも、離乳食を始めたらパタリと出なくなったり、トイレトレーニングをきっかけに何日も出ない頑固な便秘になったりと、きっかけはさまざまです。
我が家の長男はまさにこの状態でした。母乳のみだった5か月までは日に何度もゆるゆるウンチが出ていたのに、離乳食が始まったとたんに何日も出ない便秘になってしまったのです。ただ、離乳食に慣れてくるとまた出るようになりました。ところが、トイレトレーニングをきっかけにまたまた頑固な便秘に。
ちなみに次男は、同じく母乳で育てていたのに、かなり早い段階から1日1回ゆるゆるではない固形のウンチをするようになりました。たまに数日便秘することはありましたが、離乳食が始まってもトイレトレーニングを始めてもペースは変わりません。言ってしまえば小学生になってからも、ほぼ毎日同じペースです。
赤ちゃんの腸の発達状況や赤ちゃんのタイプによって、同じように育てていても便秘になる子はなり、ならない子はならないということですね。
赤ちゃんが便秘になってしまったら

赤ちゃんが便秘になってしまったら、まずは赤ちゃんの様子をよく観察してみて下さい。特にいつもと様子が変わらなければ、しばらく様子を見てみましょう。2~3日後には出るかもしれません。
赤ちゃんが火が付いたように泣くとか、いつもより機嫌が悪いといった場合には、迷わず小児科を受診しましょう。腸に何か異変が起こっているかもしれませんし、お腹が張って苦しいのかもしれません。また、稀に先天的な原因もあるようですので、一度診てもらったほうが安心です。
赤ちゃんが便秘になって病院へ行くと、特に病気ではない場合、何日も出ていないのであれば浣腸されるかと思います。そして、マルツエキスを出されるというパターンが多いのではないでしょうか。場合によっては下剤が処方されることもあります。
マルツエキスって何?

マルツエキスとは、赤ちゃんの便秘で受診するとよく処方される、水飴状の薬です。和光堂の公式サイトによると、次のように説明されています。
赤ちゃんの便秘薬です。麦芽糖のゆるやかな発酵作用が腸の運動を活発にし、おだやかな排便を促します。水飴状で淡い甘さの飲みやすい薬です。
【出典:和光堂 https://www.wakodo.co.jp/product/medicines/medicines/maltextract/】
我が家の長男の場合は、小児科で浣腸してもらえばとりあえず便が出て安心するものの、結局また翌日から便秘になってしまいました。処方されたマルツエキスを飲ませていても、まるで効いている気がしませんでした。
長男が離乳食をきっかけに便秘になってしまったときは、10日も出なくて驚いたこともあります。ちなみにこのときは、長男は機嫌もよくて便秘以外に困ったことは特になかったです。長時間外出した日にようやく便秘解消しました。
長時間の外出が刺激になったのか、マルツエキスの効果が出てきたのかはわかりません。
赤ちゃんの便秘解消大作戦
便秘のきっかけも排便のきっかけもさまざまですが、私がやってよかったと思う便秘解消大作戦をご紹介します。
離乳食がきっかけで便秘になってしまった場合

水分補給大作戦
離乳食をきっかけに便秘になる場合、腸の発達状況が未熟なところに離乳食が始まったことで、腸がビックリして処理しきれなくなったということが考えられます。
また、離乳食が進めば進むほど授乳回数が減りますので、知らず知らずのうちに水分補給量が減っているのかもしれません。そのため、意識して水分補給させることで便秘が良くなることがあります。
我が家の長男も、離乳食をきっかけに便秘になったときは、水分補給をしっかりするように心がけながら離乳食を少しずつ進めていきました。離乳食に慣れてきた頃にはそれほど長い便秘はなくなり、排便ペースもある程度落ち着きました。
ベビーマッサージ大作戦

また、赤ちゃんとママが一緒に楽しめるベビーマッサージをしてあげるのもおすすめです。
ママの手で全身をマッサージしてもらったり体を動かしたりすることで、心地良い刺激になり排便を促してくれます。ママ自身もベビーマッサージで赤ちゃんと触れ合うことでとても癒されますよ。
トイレトレーニングをきっかけに便秘になってしまったとき

私が頑固な便秘に悩まされたのは、トイレトレーニングをきっかけに起こった便秘です。
これはストレスによるところが大きかったのだと思います。トイレでウンチができるかどうかというプレッシャーにより便秘になってしまったのでしょうね。
そして、便秘になると今度はウンチが硬くてなかなか出ないという状況に陥り、出したいのに出ない、出そうとすると痛い、でも出さなきゃ…。と、プレッシャーに加えてトイレへの恐怖感倍増⁉
負のスパイラルに陥り、これは克服するのがなかなか大変でした。
便秘特製パンケーキ大作戦
この頃によく作っていたのが、オールブランと刻んだプルーン、リンゴをホットケーキミックスと一緒に混ぜて作るパンケーキです。
長男は便秘特製パンケーキが好きでよく食べました。しかも実際、便秘に効果があったと思います。
どうやら長男にはプルーンが合っていたようなのです。

その後もことあるごとに便秘になる長男は、3歳になるころには本人もプルーンを食べれば出ると認識し始めました。
便秘気味のときはプルーンを欲しがるようになり、プルーンのパンケーキを焼いてほしいと言うようにもなりました。
ママはゆったり大作戦
ママは子供の便秘に焦らず悩まず、ゆったり構えるのが一番です!ママが、子供のウンチが出ないことで頭を抱えれば抱えるほど、子供はプレッシャーを感じてしまうからです。
そこで私は、市販のイチジク浣腸を常備しておき、1週間出なかったら諦めて浣腸することにしました。出ない間は長男の便秘に関心を持たないように努めます。長男は長男で、1日1回はトイレトレーニングのため便座に座りますが、出ないようなら無理せずおしまい。
そんなことを繰り返しているうちに、だいたい5日に1回ペースで出るようになり、浣腸のお世話になることが減り、ついに使わなくなりました。それでも毎日出ることはなく、3~5日に1回というペースでしたが、徐々に間隔は短くなったのです。
どうやら我が家の長男は、何かストレスがかかると胃腸が過敏になるタイプのようで、その後もことあるごとに便秘になりました。すっかり大きくなった今でも、ちょっとしたきっかけで便秘になったり下痢になったりと、忙しい人です。
まとめ
赤ちゃんも、便秘になるきっかけはさまざまです。特に赤ちゃんの腸の発達状況はそれぞれ違いますので、離乳食をきっかけとした便秘はよく起こります。
それに、赤ちゃんのタイプによっても便秘になる子とならない子がいます。ストレスによる便秘があることもわかりました。
先天的な原因があったり病気を指摘されたりということでなければ、赤ちゃんの様子をみながらゆったり構えていればOKです。
水分補給を増やしてみたり、ヨーグルトやプルーンなどを取り入れたりしながら、赤ちゃんの排便のペースを掴めるといいですね。
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