
赤ちゃんが生まれたら、当然のように母乳が出るものだと思っていたのに、赤ちゃんが母乳を飲もうとしてくれなかったり、母乳が全然出なくて悲しい思いをしているお母さんも、実はたくさんいます。
私もそんなお母さんの一人でした。母乳が出ないって本当に悲しいですよね。
でも、お母さんのおっぱいだって十人十色!すぐにシャーシャー母乳が出る人もいればじわりじわりとしか出ない人もいるのです。
最初からうまく母乳が出なくても、焦らなくて大丈夫なんです。
ここでは、じわりじわりの母乳育児についてご紹介していきます。
母乳育児の準備

私は、「絶対母乳で育てたい!」というこだわりを出産前から持っていました。そのため、妊娠8ヶ月くらいから 母乳育児の準備を始めました。
乳頭マッサージをやっておくと乳腺が開き、最初のおっぱいが出やすくなるそうなので、毎日お風呂でマッサージして、来るべき日に備えていました。
【マッサージ方法】
1、親指、人差し指、中指の3本の指で乳首を正面から縦に垂直につまみ、息を吐きながらゆっくりギューッと10秒程度圧迫します。同様に、今度は横に垂直につまんで圧迫します。
2、今度は、3本の指で乳首をはさみ、息を吐きながら乳房と平行に左右に10秒間揉みずらします。別の角度からも同様に左右に揉みずらします
3、最後に、3本の指で正面から垂直にはさみ、息を吐きながら10秒間、乳輪から乳首にかけて縦に揉みずらしていきます。別の角度からも同様に縦に揉みずらします。
このマッサージの甲斐があってか、見事に出産直後、長男に初乳を飲ませることができました!
が!?!?問題はその後でした。。。
母乳が出ない!?
出産経験者の話によると、出産1日後にはおっぱいが張って張って仕方がないと聞いていたのに、私のおっぱいはまったく張ってきません・・・。
授乳の後、赤ちゃんがどれくらいおっぱいを飲んだか計量するために新生児室に連れて行くのですが、ほとんど飲んでいない、、、つまり出ていないのです!?
長男は一生懸命吸ってくれていたのです。それなのに・・・。
(※そうはいっても、生まれてすぐの赤ちゃんは栄養を蓄えて出てくるので、2~3日はおっぱいが出なくても大丈夫なんだそうですよ。)
私が出産した病院では、夜は新生児室で赤ちゃんを見てくれて、昼間だけ母子同室だったのですが、私は夜も新生児室に授乳に通うことになりました。
赤ちゃんが泣くと看護士さんがママに連絡してくれるので、そのたびに新生児室におっぱいをあげに行くのですが、私の場合ほとんど出ていないので、長男は1時間で泣き出す始末・・・。
さすがに2時以降6時半まではミルクで対応してもらいました。
その後も退院するまでの間、せっせと乳房マッサージをしても頻繁に授乳しても、おっぱいが張るということはまったくなく、授乳回数を増やすことでなんとか長男に栄養を与えることができていた、、、という感じでした。
退院後に母乳を出すためにやったこと

もちろん、退院したからといって、おっぱいが張ってくるわけではないので、それからはまさに出ないおっぱいとの戦いでした。なんといっても、病院にいるときとちがって、2時以降も泣けば自分で起きておっぱいをあげなければいけないので、本当につらかったです。
退院してからは、インターネットで母乳についていろいろと調べました。哺乳類なんだから、出ないわけがない!?と思っていたので、どうしても諦められなかったんです。
そして調べてみると、どうやら私のおっぱいは、赤ちゃんが吸った分だけしか出ないタイプのおっぱいなのだということがわかりました。
つまり、出るようになるまで、ひたすら諦めずに長男に頑張って吸ってもらうしかないわけです。
あまりにもつらかったので、ミルクとの混合にしようかと迷っていたのですが、吸ってもらわなければ出ないということがわかったので、私は混合にするのはやめました。
それからというもの、昼も夜もなく一日中おっぱいをあげている毎日が1ヶ月以上続きました。こうなるともはや裸族です(笑)
毎日の乳房マッサージも欠かせませんでした。
母乳にいいといわれているハーブティも飲みました。
食べ物にも気を使ってましたね(これは母が頑張って作ってくれてたんですけど・・・)。
それでもなかなか授乳間隔は空かなかったのですが、長男の体重が減ることはなく、少しずつでも増えていたのがよかったです。
ついに安定して母乳が出るようになった!

そんなこんなで頑張っていたら、そのうち少しずつ授乳間隔があいてきました。
赤ちゃんの方も、だんだんおっぱいを吸うのが上手になってくるんですよね。
しかし、私のおっぱいが張らないのは相変わらず。それでも母乳は出ていたのですから不思議なおっぱいです。
張らないおっぱいのいいところは、赤ちゃんが吸った分しか出ないので、母乳パットがいらないこと。
余分な母乳を作らないから、おっぱいが張ることもなく、乳腺炎になったりというトラブルもなかったです。
赤ちゃんを産んでおっぱいが出ないって、ホントに悲しいし、出るまでの努力は本当につらいけれど、気長に乗り越えたら、便利で経済的で、そして何よりも赤ちゃんとお母さんが双方で愛情を感じられる幸せが待ってました!
こんなタイプのおっぱいもあるのですね。
まとめ
私の場合は、頻回授乳でなんとか母乳のみで栄養を確保していましたが、赤ちゃんの体重が増えないため少しミルクを足しながら母乳育児を続けたという人もいました。
なので、やり方は人それぞれでOK!
おっぱいが張らなくて母乳が出ないと悩むお母さん、焦ることなく諦めずに、もう少しだけ頑張ってみませんか?
私のように、張らないタイプのおっぱいのお母さんは、安定的に母乳が出るまで3か月くらいかかっている人が珍しくありません。だから、焦らなくても大丈夫ですよ。
とはいえ、無理をする必要はないですし、赤ちゃんの健康状態にもよっても異なると思いますが、張らないタイプのおっぱいの場合、私のように慌てずじっくり母乳育児を進めるというやり方もありますので、参考にしていただければ幸いです。
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